hostsファイルを簡単に切り替え「Hosts Manager」

サーバー移転の伴うWebサイトリニューアルや、同一ドメインでテスト環境と本番環境のIPアドレスが異なる場合など、ドメインの参照先をテストサーバーのIPアドレスに切り替えて作業することがよくあります。

そんな時はhostsファイルを編集して、ドメインをIPアドレスの紐づけを変える必要があります。
Windowsの場合は、

システムドライブ\Windows\System32\drivers\etc\hosts

ファイルを書き換えます。

長期的にhostsファイルを書き換えておく場合は特に問題ありませんが、テスト環境で動作確認、本番環境に反映といった作業が頻発すると、その都度hostsファイルを開き編集を行うため、かなり面倒です。

また、IPを本番環境に紐づけたつもりがテスト環境のままになっていって、

 

坊主「こちらの環境では変更反映されています。」

クライアント「こちらの環境では変更反映されていません。」

坊主「キャッシュの問題でしょうか?」

クライアント「キャッシュはアクセス前にすべて削除しています。」

 

このやり取りは、本番環境に変更を反映したつもりが反映できてなくて、さらに自分はずっとテスト環境を参照していたためそのミスに気付かず、クライアントに作業終了の連絡をしてしまった場合に発生します。

こちらのミスにも関わらず、クライアントを少し疑ってしまうという非常に情けないミスです。今まで2、3回あったことがありました。。。

このようなミスを減らしたり、hostsファイルの編集を簡単にしてくれるのが「Hosts Manager」です。

「Hosts Manager」を使えば、通常のhostsファイル(ドメインは本番環境を参照)とテスト用のhostsファイル(ドメインはテスト環境を参照)のように複数用意することができ、ファイルの切り替えは右クリック1回、左クリック1回の計2クリックで行えます。

さらに、今どっちのhostsファイルを選択しているかは右クリック1回で確認できるため、
わざわざシステムドライブの深い階層にあるhostsファイルを開いて編集して、作業が終わったらまたファイルを開いて編集などという面倒な作業から解放されます!!

「Hosts Manager」はダウンロードはこちら
https://sourceforge.net/projects/hostsmanager/

 

Hosts Managerのインストール

.NET Framework 3.5のインストール

「Hosts Manager」の動作には「.NET Framework 3.5」が必要になりますので、インストールされてない方は先にインストールしておいてください。
インストールされている方は「Hosts Manager」のインストールに進んでください。

「.NET Framework 3.5」のダウンロードはこちら
https://www.microsoft.com/ja-jp/download/details.aspx?id=21

「.NET Framework 3.5」がインストールされているかどうか分からない方は、「Hosts Manager」のインストールを進めれば、「.NET Framework 3.5がインストールされてませんよ」というようなメッセージが表示されますので、そこで確認できます。

.NET Framework 3.5未インストール

 

 Hosts Managerのインストール

Hosts Manager」はダウンロードはこちら
https://sourceforge.net/projects/hostsmanager/

ダウンロードしたファイルは.msi形式のインストーラになりますので、そのままダブルクリックするとインストールが開始されます。

恐らく「発行元を確認できませんでした。このソフトフェアを実行しますか?」のような画面が表示れますので、「実行」をクリック

実行確認画面

 

インストールするフォルダとユーザーの選択画面になりますが、そのまま「NEXT」をクリックで問題ありません。変更されたい方は適宜変更を行ってください。

インストールディレクトリ/ユーザー確認画面

 

インストール完了画面が表示されます。「Close」ボタンを押して、画面を閉じてください。

インストール完了画面

 

これでインストール完了です。

 

 Hosts Managerの使い方

Windowsのスタートメニューから「Hosts Manager」を起動すると「この不明な発行元からのアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」と表示されるので「はい」をクリック。

起動確認画面

 

Hosts Manager」を起動するとと「Defaul」というhostsファイルのバックアップが作成され、ツールバー右下の「隠れているインジケーターを表示します」にアイコン[H]が表示されます。

私の場合はツールバーを上に表示しているので、こんな感じです。

また、毎回「隠れているインジケーターを表示します」の1クリックが面倒なため、アイコンをツールバーに移動させています。
アイコンを左クリックした状態でツールバーまで移動させ、左クリックは離すとアイコンがツールバーに移動します。

ツールに表示されたアイコン

 

通知領域に表示されたアイコンを「右クリック」するとコンテキストメニューが表示されますので、「New」を選択し、切り替えようのhostsファイルを作成していきます。

「New」をクリックするとhostsファイルの設定名を入力するウィンドウが表示されますので「テスト環境」や「開発用」、「検証用」など分かりやすい名前を入力し「OK」をクリックします。

hosts設定名入力

 

「OK」をクリックすると追加するhostsファイルがテキストエディターで開かれますが、最初はhostsファイルを開くアプリケーションが設定されていないため、hostsファイルを開くためのアプリケーションを選択するウィンドウが開きます。

「その他のアプリ」をクリックして最初からWindowsにインストールされている「メモ帳」か、普段使っているテキストエディタを選択してください。

アプリケーション選択画面

 

選択したテキストエディターでhostsファイルが開きますので、最下段に設定したい「IPアドレス」と「ホスト名」を追加します。

IPアドレス」と「ホスト名」は半角で入力。「IPアドレス」と「ホスト名」の間は半角スペースで区切ります。

複数追加したい場合は、「ホスト名」の後で改行し、新しい行に追加してください。

追加が終了したら必ず保存して、テキストエディターを閉じてください。

hostsの編集

 

これで切り替え用のhostsファイル追加後は、通知領域にあるアイコンを「右クリック」すると先ほど追加した設定名がコンテキストメニューに追加されているので、切り替えたい設定名を「左クリック」するとhostsが切り替えれます。

hostsを元に戻す場合は「Default」をクリックしてください。

hostsの切り替え

 

hosts情報を編集する場合は「Edit」を、削除する場合は「Deleat」をクリックすると、編集・削除したいファイルを選択するウィンドウが表示されますので、選択して「OK」をクリックすれば、編集の場合はhostsファイルがテキストエディターで開き、削除の場合は本当に削除していいかの確認ウィンドウが表示されますので、「OK」をクリックすれば削除されます。

hosts選択ウィンドウ

 

以上で「Hosts Manager」のインストール/設定は終了です。