自然災害時のブラック企業の対応①

2018年6月18日、大阪府北部を震源に震度6弱の地震が発生しました。

今回の地震で亡くなられた方々に謹んでお悔やみを申し上げますとともに、
被災された皆様に心からお見舞い申し上げます。
被災地の一日も早い復興をお祈りいたします。

今回の地震で我が家はこれといった被害はありませんでしたが、私が勤める会社が相変わらずブラックな対応を行いましたので、忘れないようにメモしておきます。

 

まさかの出社命令

自宅待機ではありません。出社命令です。

ちょうど地震の時、私は自宅のトイレで用をすましており(汚くてすいません)、揺れている最中、もうしかしてウォシュレットが使用できないまま用の後始末をしなければならないのかという恐怖が一瞬頭をよぎりましたが、揺れはすぐに収まり、特に家の物が倒れたり壊れたりということもなく、そこまで大きな地震だとは思いもしなかったので、地震にびっくりして泣いている登校前の子供Aをなだめ登校させ、そのまま私も軽い気持ちで最寄り駅に向かいました。

すると、いつもは人が通りすぎるような場所に人だかりが。

地下鉄が運休しており、再開の見通しは不明とのアナウンスがあったため、一旦帰宅(家までは徒5分程度)。

ま、流石に電車が動くまでは自宅待機だろうとニュースを見たところ、結構な被害が出ている様子。

しかも私の利用している御堂筋線は送電線がどうのこうので復旧の目途がたたないとのtwitter情報もちらほら。

流石にこれは休みだろうと思った瞬間、上司からの悪魔の連絡が。。。

 

「坊主くんは会社からそんなに離れてないし、タクシーでも捕まえて出社して。ってか出社しないとまずいでしょう??」

 

出社しないとまずいでしょう?? 一瞬意味が理解できませんでしたが、訳すと、出社して案件対応して売り上げ上げないとだめですよ。ということ。

ってこんな時にでも社員に労働させることがが大事なのでしょうか。
これから本震がきて、出社中に被害に合ってしまうとか考えないのでしょうか。地震による建物のへの被害などもまだ明確になっていないのに、二次災害のことなど全く考えてないことがこの連絡からうかがえます。

 

とりあえず出社する

マジかと思いながらもとりあえず、空車のタクシーを探しながら会社方面へ歩き出す。
会社までは歩いて1時間20分。

しかしタクシーが全く捕まらず、私と同じように必死で会社に向かおうとする社畜仲間の多さがうかがえます。

タクシーが捕まるはずもなく、30分ほど歩いたところで、上司からのLineグループへの招待が届く。

参加してしばらく様子を見ながらみんなのやり取りを確認してみると、なんと、全員社員出社の方向で調整している様子。。。

 

車のある人(○○さん、○○さん、○○さん、○○・・・・)

○○さん、■■駅で足止め、○○さん、▲▲駅で足止め、○○さん、連絡つかず。

車の○○さんは、■■駅で足止めの○○さんと、▲▲駅で足止めの○○さんを拾って出社してください。

○○です、逆走になりますが、××駅の○○さんは私が拾って出社しますので、1時間ほど出社が遅れます。

○○です、電車は動いてないので自転車で出勤します。

○○さんと○○さんは連絡ないけど、バイク通勤なので定時通り出社するでしょう。

 

なんというチームプレーかつ、どんなことをあっても出社するという強い信念を感じ、不覚にも泣きそう(哀れすぎて)になってしまいました。

どうやら私がLineグループに参加する前の社長に今回の地震に対しての対応を上司が確認したところ、「全員出社」という命令があったとのこと。

まさかと何人かの社員は思ったそうですが、社長が「出社」といった出社です。

役職者全員が出社に向けて一斉に動き出します。
そこにも一点の曇りすらありません。出社に向けて突き進むのみです。

そして、彼らは突き進み、なんと社員の約9割が出社するという奇跡を起こしたのです。

 

通常業務開始

直ぐに業務が行えるように事務所内の片づけを開始、そしてお昼過ぎには通常業務が行える状態になり、まるで地震がなかったかのようないつもの風景がそこには広がりました。

そしていつものように勤務を行い、21時ごろにアナウンスが。

 

「最寄り駅の電車がまだ動いてないので、車で出社した人と話し合って各自帰宅してください。」

車出社
○○方面、○○さん、○○さん
■■方面、■■さん、■■さん …

 

私は話し合うのも面倒だったので、また1時間20分かけて歩いて帰りました。
車で出勤した人の仕事が終わるのを待つのも嫌だったので。

 

止めの一撃

止めが次の日の全社員向けのアナウンス。

昨日の地震の影響で勤務時間が4時間以上、8時間未満の人は半日有給申請4時間未満の人は全日有給申請を出してください。

もうここまで来ると、こんな会社でもしがみつかないといけない自分に怒りが込み上げてきます。

なぜもっと将来のことを真剣に考えて生きてこなかったのか、ホワイトと呼べるような企業に入れるだけのスキルを身に付けてこなかったのか。。。

しかし、ブラック企業のベテランともなると言うことが違います。

 

「有給なんてどうせ余るし、全然問題なし!」

 

どうせ有給は余るから、有給が減っても問題ないとかそんな次元の話ではないと思います。
社員のことを何一つ考えていないという事が問題なのです。
この人達と分かり合える日は来ないと確信しました。

こんな問題意識を持つことすら忘れたしまった人たちには絶対なりたくはありませんし、今回の件で退職をかなり意識するようになりました。

 

まとめ

皆さんの会社は今回の地震でどのような対応を取られたのでしょうか?

まだマシと思われるかたもいらっしゃると思いますが、それおかしいよと思われるかたもいらっしゃると思います。

ちなみに嫁の会社は8時始業のため地震が起きた時点で、全員出社していたそうで、直ぐに今後の対応について会議が行われ、全員の本日の業務内容を確認、差し迫った理由がない人については即退社命令、業務上どうしても外せないものについては、責任者を置いて対応に当たるというものだったそうで、退社した者は特別有給で対応だったそうです。

別に神対応というわけでもなく、ごく一般的な対応だとは思いますが、「全員出社」「理由を問わない有給処理」「深夜までの労働」と比較すると、異次元過ぎて嫁の会社は都市伝説ではないのかと思ってしまいます。

なんだかニュースを見ていても、命令か自分の意志かはわかりませんが、今回の地震でも会社を目指した人は多そうでしたので、今の会社がどうのこうのというより、日本自体がブラックなんじゃないかと思いいます。